障害(障がい)の表記について

当サイトでは、トップページでは「障がい」

他のページは「障害」と表記させていただいております。


「多くの人にこのサイトをご覧いただきたい。」
「多くの人とつながりたい。」と思ったとき、
私を悩ませたのは、「ショウガイの表記に関して」でした。

厚生労働省も文部科学省のサイトを見ると「障害」と記載され
グローバルな企業のサイトは「障がい」が多かったのです。
私の教室の障害がある生徒の保護者の方にアンケートを取ると、きれいに半々の意見。
「障害の害の字はイヤだ・・」という方もいれば、「そんなことより、心のバリアフリーが大事。」という方も。

「このサイトの情報を届けたいのは誰か?ターゲットを決めては?」
「障害者の概念、障害の概念は、障害がある人は自身の心身の障害というだけでなく、それに伴って社会的な障壁となる障害があるので、障害者は障害がある人(を持つ人)でなく、社会的障害を受ける(受けやすい)人という二通りの意味があり、どちらの意味を重要視するかということじゃないかな?」と、悩む私に当事者の方や専門家の方がアドバイスをくださいました。

そしてこの問題について調べていくと、
法律では「障害」という表記のためか、

「障がい者」「障がい児」と表記した際に、音声ブラウザやスクリーン・リーダーで読み上げた際に「さわりがいしゃ」「さわりがいじ」と読み上げられてしまう場合があり、視覚障害の方には不都合があるそうです。
予測変換なども「障害」のほうが上位に来るため、身体に障害がある方には「障害」のほうが利便性もあることもわかりました。

国からもたくさんの文献がありましたし、多くの企業が表記に関する考えを述べていらっしゃいました。

それだけ様々な意見があるということですよね。

管理人の私は、どちらが良いか決めることはできませんでした。
しかし、「誰も傷つけないサイトを作りたい。」というサイトを作りたいと思ったときからの思いを軸に、

トップページは「障がい」と表記し、
情報として伝えたい文章のページは「障害」と表記させていただきました。

ご理解・ご了承いただきますようお願い申し上げます。

      

                   みんなのおけいこナビ 管理人  山本千景