管理人のひとりごと

管理人のこと

「管理人さんの話はどうでもいいよ、プロフィール読んだし~。」っていう声が聞こえてきそうですが、
オマケの話もあるので、書いておこうと思います♪

大阪で生まれ、高校卒業まで岡山で育った私。
音楽のコースがある高校に入学し、音楽の道を歩むことになりましたが、悩み多き多感なお年頃。
進むべき道を模索していた頃、TV番組で見て知った音楽療法に興味を持ちました。
(出身高校は、2021年の紅白で注目の藤井風くんと同じ💛旬だから言っておきたい!)

そして音大に進学。声楽専攻で入学したものの、周りは上手な人ばかり・・・。
声楽よりも、音楽療法を学ぶことにのめりこんでいきました。
そして、障害者施設で音楽ボランティアをするようになりました。そこでのこと・・・
毎回、私のことを楽しみに待っていてくださる施設の利用者さんたち。
私がピアノを弾き、歌うとそれは大喜びしてくださいます。

音やリズムに体を動かし歌い、その時間がとても楽しく、また大学では劣等生だった私が自分を保つ大切な時間だったと思います。

こんな時もあったっけ~~笑

そして、私の進むべき道を決めることがありました。
一人のダウン症の女性の方が、ピアノを弾く私の手を見て「手がキラキラしていてきれい。」と言い、手をキラキラと指を動かし、喜んでくださいました。
いわゆる音の音楽だけじゃなく、その場にいる人同士の空気感や笑い声。全てを、この方たち(障害のある方たち)は音楽として感じ楽しんでいるんだなぁ。素敵だな。と、心から思いました。

そして
「障害のある方と一緒に音楽を楽しめるような仕事がしたい!」
と思ったのでありました。

やると言ったら、一直線の私。
「本気なら、一度現場を知るほうがいいよ。」と、その施設の施設長さんに言われ、大学卒業後、障害の度合いが「最重度」と言われる方々が通われる「重症心身障害者施設」に3年間勤務しました。

1年目は、重度知的障害+重度身体不自由の方のグループ、2~3年は動く重心と言われたグループへ配属されました。

どんなに障害が重くとも、音楽は楽しむことができる。ということを実感した私は、
「だれもが音楽を楽しめる音楽教室」という思いを込め、

音楽用語で「みんな一緒に」という意味である【Tutti(トゥッティ)】という言葉を教室名にした、
Tutti音楽教室を開室。

2021年に20周年を迎えた今、60名ほどの生徒さんのうち4割の方が支援の必要な生徒さんです。
4歳~83歳の方、性別も職業も様々。
不自由な体で演奏する方もいれば、コンクールで全国大会に出られる方や、好きな曲を黙々と弾いている方・・・
「練習しないからちっとも上手にならないけれど、ここに来るのがいいねん。」とおっしゃるシニアのおじさまも・・・(笑)

いろんなニーズがあり
もちろん大変なことあるけれど、その分喜びややりがいも大きいです。
そして、指導に悩んだり困ったりした分、指導方法の引き出しも増えているのでは?と思ったり。
障害の有無に関わらず、生徒さん同士刺激もし合えば、このような教室に集まってきてくださる生徒さんやご家族の皆様は本当に楽しくて温かい方ばかり。

教室20周年の時に描いていただいたグラフィック年表

人生折り返しに入った私。「これから、どんなことが自分にできるだろう?」と考えたとき、障害がある生徒さんの親御さんが、「教室探し」に苦心された話を幾度となく聞いてきたことを思い、自分に「教室探しのお手伝いができないか?」と思い、また「障害のある方に音楽を教えている先生方(教えたいと思っている先生方)」と、ともに学び、障害のある方に教える楽しさややりがいを共有できる繋がりを作りたい。

そして、自分が障害者になることや、障害者の当事者家族になるかもしれない。その時に音楽を学び楽しめるところの情報が見つけやすい世の中だったらいいなぁ~。と思い、このサイトを立ち上げることにしました。
さぁこの続きはどうなりますやら~~。夢が叶うといいなぁ。

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