管理人のひとりごと

一台のピアノが繋いだ出会い

今日は3.11
11年前の今日、東日本大震災が起こりました。
まだまだ、震災の爪痕は深く、完全な復興・・とは言い切れないのが現状でしょう。

遠く離れた所に住む私たちでもできることは、
「風化させないこと」
そして自然はいつ何時起こるかわかりません。
明日は我が身に起こることかも・・・と、
「防災だけでなく減災の意識をもって備えておくこと。」
だと私は思っています。

私の教室では、教室の規約に「もしレッスン中に地震が起きたら・・・」という項目を入れています。
親御さんが同席されていないとき、どう行動するのか?を記載。年に一度教室の親御さんと確認をしています。


さて、東京オリンピック、パラリンピックでも大活躍だった企業の(株)帝産観光バス様が、
言ってみたらただのピアノの先生がはじめた
「みんなのおけいこナビ」のスポンサーになっていただけたのか、知っていただきたいのです。


東日本大震災が起きたとき私は、教室の10周年記念の発表会を目前に控えておりました。

毎日テレビから流れる映像に「お祝いモード」になることができず、
一時は開催をやめようか?なんて思ったけれど、せっかく人が集うのだから・・・と、
何か、私にできることはないだろうか?と考えました。

岩手県出身のママ友の地元のお友達から送られてくる、現状を伝えるメールをプリントアウトし、
発表会の会場に貼りだして、寄付金集めをし赤十字に募金したのが始まり。

そして、半年がたち「みんなのちから」を出し合って復興支援ができないか?と、私のママ友や音楽仲間と一緒に 復興支援団体Fugue(フーガ)を立ち上げ、
「みんなのちから」というチャリティイベントを開催。

音楽家はチャリティコンサートを、手作りが好きな方は手作り品を売るフリマをしました。
ただ寄付金をするだけでなく、自分が持っている力が誰かのためになる・・・ということもあり、たくさんの方が参加くださり、イベントにお越しくださりました。

1年目は、とにかく義援金!と思っていたけれど、思うような使われ方がされていないような報道を見たり聞いたりする中で、
「寄付金がどう使われているかわからないより、何か目に見えたほうが支援しやすいな。」と思った私や運営スタッフは、2回目からのイベントで集まったお金で、
「新品のピアノを奇跡の一本松の陸前高田市の子供たちの施設へおくろう!」
と、大きな目標を立てました。
そして、3年にわたりチャリティイベントを行いました。

みなさんの思いが集まり無事ピアノがおくれることになり、始めたばかりのFacebookで陸前高田の戸羽市長に「子供たちの施設にピアノをおくりたいんです!」と直訴。恐るべしおばちゃんパワー(笑)
震災から5年後、再建されたこども園へ無事おくることができました。

     


当時(株)帝産観光バスの京都支店長さんだった方がイベントチラシを見て、
わけのわからないおばちゃんたちのイベントに興味を持ってくださいました。
「我が社も、陸前高田市にボランティアに行ってきたんだよ、一緒に応援できたらいいね!」と、言ってくださり、イベント応援はもちろん、ボランティアバスでイベントの演奏家メンバーを乗せてくださり、被災地に連れて行ってくださいました。





それからのご縁は今でも続いており、
私が、「障がいのある子らが遠足など学校行事のためにバスに乗る練習も兼ねて、音楽教室の修学旅行やりたい!」ってお願いをすると、きめ細やかな行程表を作ってくださり対応くださって、教室のみんなでで楽しくバス旅行をさせて頂いたりしています。

そしてこの度「みんなのおけいこナビ」を作るにあたって、またまた関西のおばちゃんはコロナ禍で観光業が大変なのは重々承知で、「力貸してください!」ってお願いにいくと、

「まだ山本さんに心配されなくてもええで~~!ほんまにいい活動や!SDGsの取り組みを会社で考えていた時だったし応援するよ!!」と、言ってくださいました。


長々となりましたが、
掲載教室のオンライン説明会で、お伝えしているのは、
このポータルサイトには、教室と教室を探している人たちだけのものではなく、
「世の中をよくしたい!」「明るい未来にしたい!」と思っている方や企業様の思いに支えられています💛💛💛

最後に、(株)帝産観光バス様が「みんなのおけいこナビ」への応援メッセージ動画を作ってくださいました。ぜひご覧ください。


     一台のピアノが繋いだ出会い→ https://youtu.be/UlLbR3avwIk














































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